カルドンの軟白

西洋野菜の面白い種を売っている ナチュラル・ハーベストという会社があります

4年前に そのサイトを見ていて、イタリアの代表的な冬野菜という CARDO(カルド カルドン)を

買ってみることにしました

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種は50粒くらい入っていて とりあえず10粒だけポットにまくと

みんな芽が出てきて

植え付けたら 

みんなとってもたくましく育ちました

(あとの40粒はまだこの袋の中です)

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ふむふむ 葉柄をゆでて食べるのだな

やや、苦みのある個性的な味かあ・・

 

食べごろに育ったので

さっそく この説明のとおり、葉柄をゆでて食べてみました

‟やや”どころか、とっても めちゃくちゃ 苦いです! しかも筋っぽい。

レモン汁を加えて長時間ゆでてみましたが

なんとか食べられる という程度です。

 

畑の10株は 次の年には4株に減り その次の年には2株に減り、

今年は1株だけ残して みんな引っこ抜きました

だって 苦くて ほとんど食べないですもん

でも、このカルドン、たくましくて あちこちからすぐ芽を出します。

油断していたら結局 今年も2株になっていました

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イタリアでは 冬にみんな このカルドンを食べるのが定番で

カルドンは冬野菜の王様とまで言われているそうです

イタリア人って ほんとに苦いの大好きなんだ と4年間思っていたのですが

実はこのカルドン、イタリアでも軟白栽培してから食べるらしいというのが

つい先日わかりました!

なんでも、軟白すると苦みが減って 甘くさえなるっぽい・・

 

そこで、軟白栽培に挑戦!です

写真の右側の株の方が  株元からの分岐が4つなので扱いやすそう

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 まず、ひもで縛って

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白寒冷紗で ぐるぐる巻きにしました。

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これだけでは ちょっと不安なので 次の日 黒寒冷紗でも巻いてみました

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左側の株は 大きいので とりあえず端っこに生えているものに

缶ビールの空き箱をかぶせてみます。

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反対側の端っこに生えているものは、横に倒してみて

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倒れた位置に穴を掘り

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葉柄部分を土の中に埋めてみることにしました

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これでちゃんと軟白できるのかどうかは

12月にわかります。

 

ワインとビールを用意して待っていようーっと