真夏の昼の夢

めちゃくちゃ暑い日が続きますが

 

畑には木がないので こかげがありません

 

ハウス内は 黒寒冷紗をかけていても40度近くになっていますし

車は・・エンジンを切っていると50度を超えている感じ・・

 

汗がしたたり落ちて目に入り、着ているものも 長ぐつの中も ぐしょぐしょです

 

持っていく飲み水も最近 3リットルでも足りません

 

この炎天下に 作業をしてはいけないんですね

 

 

 

でも、カフェを始めてしまったので

野菜がないときは 買って済ませる という

いままでの手抜きができなくなりました

 

「命の危険があります」と言われても、必要な作業は

待ってくれないのです

 

 

なんとかならないかなあ

と、畑を見まわしていたら・・

 

ありました! 気温の低い場所。

 

ヤマイモの林です (まわりはラズベリーやコスモス)

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中は こんなかんじで 空気が少しひんやりしています

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さっそく北側に ブロックを重ねて

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座ってみました

 

うーん、涼しいですーぅ

 

 

 

でも、蚊もいっぱいいました・・

 

 

 

そこで ブロックの後ろに

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蚊取り線香を 置きました 

 

作業でボーっとしてくると、

ここに座って水を飲んで 休んで 体を冷やすのです

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寺村輝夫さんの『ぼくは王さま』のノリで行くと

ここは ぼくの玉座ですね

 

 

何度目かの休憩の時

この玉座に座って ぼーっとしていたら・・白昼夢です

 

とつぜん ライオンがやってきました

「おい、そこは わしの玉座だぞ」

 

えっ、なんで、ライオン? と思ったけど とりあえず席を譲ったら

 

ライオン、ふんぞりかえって

「おまえの畑に なんか食べられるものはないのか?」

 

えーっ 野菜しか作っていませんよー

 

だって、ジョイフルに「ぶたのたね」とか売ってないし・・

 

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『ぶたのたね』佐々木マキ著 絵本館 1989

 

(あー でも そういう種を売っていたら なにがいいでしょうねー

とりあえず、そこの畝には ウサギ10株かなあ・・)

 

 

「野菜を食べてるやつがおるだろ」

 

・・ハクビシンやカラスのこと? 

でも、あれは あっちが勝手に来ているだけだし・・

あれ? でも うちの野菜を食べて育ったら 飼ってるってこと?

 

 

なんて考えていたら

「はやくせんかい!」

 

って なんか 何もないならお前を食うぞ というかんじです

 

「ごめんなさい うちのハクビシンやカラス、

みんないま よその畑に行っちゃってるので

みつけたら 食べていいですよー」

 

ライオンさん

「ふん」とだけ言って 消えましたけど

 

キャベツ 薦めてみるんだったかなあ

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福音館書店 1969