カフェとはまったく関係がないのですが
夏休みの宿題があるのを忘れていました
江戸初期に活躍した 菱川師宣の
『大和武者絵』を解読してくること!!
これは 国立国会図書館が公開している デジタル画像を
加工したものです
1行目は
「ここに房州の海辺 菱川氏といふ絵師 船のたよりを・・」
というふうに読めるのですが 2行目から もうわかりません
「・・もとめてむさしのご城下に・・」でしょうか?
浮世絵の祖とも言われ 日本の絵本などの源流をたどる上で
欠くことのできない人なのです
解読の余裕は あと6日間・・
最初のページは くすのきまさしげ で始まっています
とちゅう 7-8ページには 義経や弁慶も出ていました
こういうのをすらすら読める人ってすごいですよね
こないだ読んだ 久保田香里さんの
『駅鈴』はゆまのすず くもん出版 2016 は
天平時代の駅家(うまや)の少女 小里と
和歌が好きな青年 若見の物語なのですが
当時の和歌は すべて漢字で書かれているのに
このふたり すらすら読んでしまうのです・・
前作の『氷石』とあわせて この当時のことが
本当によく書けている作品です
奈良時代と言えば・・
いま 朝日新聞の土曜日版「be」に
この春から続いている連載物があります
「木簡の古都学」です
何人かで 手分けをされて書いていて もう20回目・・
半分くらいしか読んでいないので
ちょっと ちがうかもしれませんが
昔、荷札やメモ帳のように使われた木簡について
いまどんどん研究がすすんでいるらしいです
木簡は 表面を削って再利用され
その削りかすが いろいろなところで大量に見つかるのですが
いままでは木の屑だとして 顧みられなかったそれらを
ジグゾーみたいにつなげると いろいろなことが わかってきた・・
で、わかってきたのはこういうこと! という連載です
また 不要になった木簡は 糞ベラとして再利用されることも多かったそうです
「奈良京」が書かれていたのは 写真に少し写っている 半分に割れた糞ベラ
だったんですって
昔の人のお尻は 丈夫だったんですね・・