伊奈平の自宅から 立川方面に行くとき、
(最近はほとんど畑までしか行きませんが)
残堀川沿いに出かけていくと、玉川上水とぶつかるT字路に
コブシの木があります
もう何十年も見続けていて、そこにあるのが当たり前のような木ですが
ここを通る誰もが同じように見ている、まあ一里塚のような存在ですね
そう思って見ると、
この「左右確認」の看板が、庚申塔のようにも見えてきます
右 天王橋、左 カフェの畑・・
って 書いてあるはずです たぶん。
で、このコブシ、花が咲きだしていて
見ごろまでは もうすぐです。
これは、昨日 立川市役所の入口で撮ったものですが
コブシの花は 立川市の「市の花」なんですね
ちなみに武蔵村山市の「市の花」は「茶」です
武蔵村山市役所の入口にも ちゃんとお茶の木が・・
あったかなあ?
今度確かめておきます
さて、コブシの一里塚から東に少し行くと
河津桜がいま、見事です
「しんやばし」のところにあり、
ここも、今の時期、道行く人の一里塚になっています
一里塚には昔、エノキの木を植えることが多かったそうです
ある人の調べでは 五街道の一里塚は 半分以上がエノキだとか。
根張りがよく、育ちが早く、
大木になって 旅人の木陰も提供してくれ 強い木なので
重宝されたんでしょうね
ちゃんと土盛りをして植え付ける、こうした一里塚 だけでなく
道が交差する場所に、道しるべとしてエノキが
植え付けられることも多かったようです
カフェの周辺でも 古い道が交差するところに
三本榎とか 一本榎といった地名が残ります。
三ツ木の交差点近くにある 消防署あたりに
むかし、大きな1本のエノキの木があったことから
このあたりは一本榎と呼ばれたようですが、
今では、道に面した敷地の端っこに
この 庚申塔が
残っているだけです
先日カフェにいらっしゃった この近くの方のお話だと
この消防署(北多摩西部消防署三ツ木出張署)も
まもなく、日産跡地に移転してしまうそうです
庚申塔のある場所は、古い道が5差路になっていて
たぶん 400年前 村山の岸村から 砂川三番まで
新田開拓の先人たちが 毎日通った場所だと
勝手に思っているのですが、
更地になると この庚申塔も移設されてしまうかもしれませんね