農業資材に ポリマルチ というのがあります。
土の中を 適度な温度、湿度に保ち
根を丈夫にして 生育を早めるというものです
泥はねも防ぐので、病気になりにくいという利点もあります
畑を始めたときに さっそく透明のマルチを買ってみたら
マルチの下で 雑草が とても元気に育ち
雑草畑になりました
透明マルチは 夏場には不向きだったんです
そこで、雑草を押さえる黒マルチを買い それ以来
うちの畑では ずっと 黒マルチを使っています
これは5月21日に 黒マルチをして
種から育てたナスを 植え付けたときの写真です
となりのパプリカは マリーゴールドやショウガと一緒に育ててみようと
マルチをしませんでした
右の方には 買ったナス苗3株と、シシトウ4本、
それに余ったナス苗などが 植わっています
6月29日には ここまで育ったのですが
右の方の 買ったナス苗は
全然元気がありません・・
この時点で気がつけばよかったのですけど
7月に入ると 左側のナスも元気がなくなってきたのです
マルチの下で 根っこがどんどん煮えていたんですね・・
毎日 どんどん萎れるようになって 病気になる葉も出てきたので
7月8日に 日よけの草マルチをしました
すると、みんな復活し
猛暑の中でもすくすく大きくなって 今はこんな状況です
買った苗の方は かなり病気で痛めつけられたので
完全復活ではありませんが、それでも、10個以上収穫できています
一般的に ナスは ある程度育つと 切り戻したり
一枝一果法 というやり方で 順次更新 したりして
収量アップを図ります。
でも、うちの畑では 支柱で風対策をしてあげるくらいで
ほとんど放任しています
(あっ、風通しがあるので 下葉や 混んでいるところは減らします)
だって ナスの種を一袋買うと 苗が30株以上できてしまうので
2回に分けて 苗を作れば
最初のナスが採れなくなるころには 2回目が採れ始めるんです
その2回目のナス苗を植え付けたのは 7月の1日です
こちらは ポリマルチをやめ 草マルチにしてみました
現在の状況は こんなかんじで
一番果が みんな大きくなってきました
一回目のナスだけで いま充分 ナス地獄なのに
二回目のナスも採れだすと どういうことになるのでしょう?
こわいので あまり考えないことにして
今日書きたかったマルチの話です
マルチには 黒マルチの他に
透明なものや 白黒のもの
それに大家さんが使っている 生分解マルチとか
アブラムシが 上下感覚を失うという 銀マルチなどがあります
サイズや形状もさまざまあって
うちの畑では黒マルチの1350幅を主に使っています
1200でもいいのですが あまり 売っていません
それに売っていても 1200幅の方が なぜか高いのです
さて、今年初めて トマトのマルチを 片側だけにしてみました
結果的には正解で マルチした東側の方は
ミニトマトが ほとんど枯れてしまい
大玉トマトも
1本枯れてしまいました
マルチなしの 西側や二番手、三番手は元気なので
これから先、異常気象の日本では マルチの使い方も
「いままでの経験が役に立たない」
事態に 突入しているのかもしれませんね