カフェでほとんど枯れているイタリアンパセリを
家で育てているものに変えようとしたら、
家で育てているものにも
たくさんキアゲハの幼虫がついていました
キアゲハは セリ科の植物が大好きで
パセリ以外にも にんじんやパースニップ、
畑のいろいろなものを食べてしまい
気がついたら軸だけ なんてことがよくあります
なので、けして 甘やかしてはいけません・・
でも、せっかくここまで育っているので
庭で勝手に生えているミツバに移ってもらいました
そうです、ミツバもセリ科なのです
このミツバについては
実は 生まれてからずっと
みつぱだと思っていました
母が そう発音していたので 家では
みつぱ が自然だったのです
「なんで、お友達はみんな濁って発音するんだろう・・
みつぱの方がずっときれいなのに・・」
と、子どもの頃は思っていましたが
大人になると
みつぱと呼ぶのは 東北人だけで
日本では ミツバがメジャーらしい
ということが わかってきました
研究だと
こういう清音と濁音、撥音の関係は
中国から 漢語が入ってきた後に
変わっていったらしく
古代日本語の形を 一番残しているのは
東北弁という説もあるそうです
母も私もほとんど東京で育っているのですが
母方の祖父母が岩手出身なので
そのアクセントが 知らず知らず
日常に受け継がれていたんですね
たとえば 貝の「ホタテ」です
これを ずっと
ホタテ⤵と発音していたのですが
標準語だと ホタテ→と平板なかんじになるのに
30過ぎてから気づきました
きのこの「シメジ」もそうです
自分としては
シメジ⤵で違和感がなく
平板に発音すると 全然おいしく思えないのですけど
子どもたちにとっては
周りと違うことになるので
とても 困ったみたいです
いまは NHKがあって
日本全国 標準アクセントになりつつありますけど
昔の日本はもっと 多様だったはず
江戸時代
参勤交代で 全国から集まってきた人たちは
お互い どんなふうに
会話を交わしていたんでしょうね・・