ホタテパウダー

ここはかぼちゃのロロンを育てていたところです

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残っていたロロンの根っこを引っこ抜いたら

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こぶこぶになっていました

 

土の中にいる線虫のせいか

根こぶ病という病気のせいかわかりませんが

 

とにかく この場所の土が変だということはわかります

 

そこで 土壌消毒作用があるといわれる

苦土石灰を使うことにしました

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ふだんだと 牡蠣やホタテの殻などを原料とした有機石灰を使います

 

すぐ次の植え付けもできるし、

きっと環境にも優しいですよね

 

苦土石灰を使うと、「有機」じゃなくなる気もするし

2週間くらい植え付けてはいけない と言われているので

ほとんど使ってこなかったのですが

 

土壌消毒には替えられません

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ニンニク予定地のほうは

 

もうそろそろ 植え付けの限界なので

牡蠣殻の有機石灰を入れました

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きっと、消毒効果はないんだろうなー

 

 

というところで、

先日いらっしゃったお客さまが

話していたことを思い出しました

 

なんでも、ホタテのパウダーには

消毒効果があって、農薬もみんな落とせるんだとか・・

 

お客さまは買った野菜を みんな ホタテで洗っているそうで

 

「スーパーで買った野菜を漬けておくと

油膜のようなものが 気持ち悪いくらい出てくるのよー

なので、すぐ

こんなに農薬がかかっているんだってわかるの」

 

???

 

野菜をホタテで洗うって 初めて聞いたので

ネットで調べてみたら

いろいろな商品が売られていました

 

こんなのや

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こんなのや

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こんなの

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他にも「ほたてのジョー」とか、いろいろあり、

 

ほっき貝で作ったものもありました

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いろいろなところで売られているので

知っていらっしゃる方には

それなりにメジャーな商品みたいです

 

 

ホタテの殻で作った石灰の主成分は

炭酸カルシウムなので

それほど強いアルカリ性にはなりません

 

でも、この種の商品は

アルカリ性を売り物にしているので

 

貝殻を焼成し、酸化カルシウムへと変化させているみたいです

 

純粋な酸化カルシウム生石灰ですから

水に溶かすと水酸化カルシウムとなって

PHは13近くになります

 

貝からだと、不純物もあるので

どんなにきめ細かいパウダーにしても

PHはもう少し落ちると思います

 

原理的には昔 流行った「水素水」や「アルカリ電解水

の 水酸化ナトリウムと同じですね

 

ただ、農薬には 表面に散布するものだけでなく

根から吸わせたりするものもあります

 

なので

これで農薬が全部落ちる ということはありません

 

むしろいま、作物の中に取り込まれてしまっている

さまざまな化学物質のほうが問題かも・・