メダカを見ながら考えたこと

カフェの縁側に 青い火鉢があって

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中には 4年物のメダカがいます

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最初は4匹だけ だったのですけど、

 

水草の根っこにプルンプルンとした小さな卵がついていたので

左の茶色い漬物樽に移したら

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1ミリくらいの稚魚が いっぱい孵りました

 

これとは別に

 

Tさんの飼っているメダカが 増えてしまったというので

10匹ほど分けていただくことになりました

 

なので、あっという間にメダカが増え

 

今年の夏には

 

青い鉢に3-4年物が10匹、

茶色い鉢に 2-3年物が10匹、

この白いバケツと、青いバケツにも

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それぞれ1-2年物が10匹、0-1年物が10匹以上いたのです

 

ところが、先日 

はびこっている水草をどけて よく見たら

なんか 数が足りません
 

 

どんなに調べても 青い鉢には6匹、茶色い鉢には2匹しかいませんでした

 

バケツに至っては、それぞれ4匹と2匹しかいないのです

 

不思議です

 

猫や鳥が食べに来たとしても

屋内のバケツの中が減った説明はつきません

 

今年の暑さのせいでしょうか?

それとも 週に3回くらいしか餌をあげないせいでしょうか?

 

とりあえず、茶色い鉢のメダカを

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青いほうに移して

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水を流してみたら

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底に何匹もヒルがへばりついていました

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びっくりして

青いバケツの方も きれいにしてみたら

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やっぱりヒルがたくさんいました

 

減ってしまった理由は

もしかしたら このヒルのせいかもしれません

 

きれいになった青いバケツに 生き残った2匹が泳いでいます

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これとあわせて 今カフェにいるメダカは14匹。

最盛期の四分の一くらいの数ですが

ちゃんとみんな確認できるし

 

このくらいが ちょうどいいのかもしれませんね

 

 

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さて、魚の数の減少といえば

宍道湖のウナギの話が気になります

 

これは11月1日の 朝日新聞夕刊の記事ですが著作権の関係で半分だけ)

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どうも、最近のウナギの高値には ネオニコチノイド系の農薬が

関係しているらしいのです

 

 

ミツバチの大量死で話題となった ネオニコチノイド系農薬は

水田では カメムシ防除のために使われており、

水の中の生態系も狂わせていて

それが原因で ウナギなどが減ったとする研究が発表されたのです

 

東京新聞の11月18日朝刊に 

ダイオキシン環境ホルモン対策国民会議」理事の

水野玲子さんが もう少し詳しく書いていて、

昨年、EUではこのネオニコチノイド系農薬の大部分を

屋外使用禁止

にしたそうです

 

日本は逆に 規制を緩め 

世界に逆行しているという指摘もされています

 

水野玲子さんが書かれた この本によると

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高文研 2018

 

このネオニコチノイドは無色無臭で、なかなか分解せず

植物の根から吸収されると 植物の体の中にとどまって

食べに来た虫たちを殺してしまうという農薬です

 

怖いのは 神経毒として効くという その性質で、

私たちの神経も 知らないうちに傷つけられているとか・・

 

 

 

EUが 「屋外使用禁止」って言うけど

農薬なんか 誰も屋内にはまかないよね・・

 

と、思っていたら、ちゃんとこの本に

屋内の使用例が書いてありました。

 

はい、

コバエホイホイ とか、ゴキブリの駆除剤、ブラックキャップなどです

 

 

EUも ゴキブリには勝てないんですね・・

 

 

水田や畑にまかれる総量 と比較すればずっと少ないので、

あまり目くじらをたてなくても いいみたいです

 

むしろ、住宅用の建材のほうが怖いかもしれません

 

合板とかフローリングとか断熱材とかに

シロアリなどの防虫剤として使われているんです。

 

これって、何年も成分が残っているってことですよね 

 

昔、シックハウス症候群というのがありましたが

いっぱい使われている住宅に住んだら

知らないうちに ネオニコチノイド症候群に

なってしまうかも・・