今日は本の話

先日、名古屋に行ったとき

 

スウェーデンの友達から、いま むこうの子どもたちに人気がある本

と言って、この本が送られてきたのよー。どう思う?」

 

と見せていただいた本は

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NHKEテレで 土曜日の朝に放送しているアニメ

「おしりたんてい」の第一巻でした。(作・絵 トロル)

 

日本では 2015年にポプラ社から発売されており、

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すでに10冊ほどの、シリーズになっています

 

子どもにとって 「いい本」とは思えない・・というニュアンスが感じられて

「こないだ貸出禁止の本をすくえ!って本を読んだんだけど・・」

と ぼそぼそと言い始めたのですが、話題はすぐ次に移ってしまったため 

それっきりになってしまいました。

 

『貸出禁止の本をすくえ!』という本は

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アラン・グラッツ著 ないとうふみこ訳 ほるぷ出版 2019.7

 

学校の図書館にあった『パンツマン』を 借りて帰った子どもの親が

こんな本をなんで学校に置くんだ! と、激怒したのがきっかけで

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デイブ・ピルキー著 木坂凉訳 徳間書店2003

 

主人公の9歳の女の子が なによりも好きだった

『クローディアの秘密』も貸出禁止になってしまう

ところから 物語が始まります

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E.L.カニグズバーグ著 松永ふみ子訳 岩波少年文庫 2000

 

その後 学校図書館の本が次々と貸出禁止になり

 

主人公をはじめ 子どもたちが本を救おうと奮闘するのですけど、

 

その過程で 本ってなんだろうという 本質的な部分を

きちんと書いているんですね

 

ただ、『クローディアの秘密』を読んでいない人だと

いまいち 物語を楽しめないかもしれません

 

というか、

作中で『黄金の羅針盤』とか『豚の死なない日』とか

テラビシアにかける橋』とか いろいろ出てくるので

読んでいないと、みんな ただの書名に終わってしまいます

 

『ハンガーゲーム』を読んでいないと

最後のページも??? というかんじなので

  

ある意味 子どもの本が大好きな人向けの

狭い本なのかもしれません

 

 

巻末に 物語の中で取り上げた本やシリーズが

71タイトル 掲載されていますが

 

数えたら 半分くらいしか読んでいませんでした。

まだまだです

 

もっとも 19タイトルは未訳です

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『Indian Captive (The Story of Mary Jemison) 』

ロイス レンスキー  ISBN978-0439652100

 

トンケ ドラフトの本が 40数年たってから2005年に翻訳されるまで

その存在を知らなかったたように

 

きっと、世界には 訳されていない

面白い本がいっぱいあるんでしょうね・・