昨日のエンドウの支柱を補強した後
今日は ここのイチゴをマルチすることにしました
本当は2月中にしておくのですけど
以前ここでイチゴを作った時 マルチの下がアリの巣だらけになってしまったので
今年は ぎりぎりまで放っておくことにしたのです
まあ、畑の周囲に植えてあるイチゴは
特にマルチもトンネルもせず 肥料もあげず
はみ出してくるものは引っこ抜くという、
とっても冷たい扱いをしているのに、毎年そこそこ採れているので
ほったらかしでも いいのかもしれません
でも、やっぱり ちゃんと畝で育てている以上
それなりの手間かけは してあげなくっちゃ・・
ということで マルチして
穴をあけて 葉っぱを引っ張り出しました
全部で60株です
こちらは2月21日にマルチしたイチゴ
もうみんな 花が咲いています
よく、品種はなんですか? と聞かれるのですけど
いままで「宝交早生」「女峰」「とよのか」「とちおとめ」ほか
10種類くらいを植えていて、その中で生き残ってきたものを
毎年植え付けているので よくわかりません。
できたイチゴの形が何種類かあるので
品種も数種類は残っているはずです
でも、元をたどれば みんな福羽イチゴが先祖なので
福羽イチゴの子孫 ということでいいのかもしれませんね。
福羽イチゴというのは、フランス留学から帰国した農学博士
福羽逸人が、新宿御苑の温室を使って
明治21年に栽培に成功した 国内初のイチゴです
苗を船便で持ってくるということができなかったので
イチゴの表面のつぶつぶ=種から 育てたそうです
昭和30年代までは 日本のイチゴの主流で
このへんでも作られていたらしく、秋川の斜面で作ったものは
「奥多摩いちご」というブランドになっていました
その後、福羽イチゴから さまざまな品種が開発されていき
福羽イチゴは、いまでは、静岡の「常吉いちご園」など、
限られた場所で品種保存の栽培がされるだけになっています。
いま、スーパーに並んでいるいちごも
元は フランスから持ってきたイチゴの粒が始まり
と思うと、なんか歴史を感じてしまいますね