今日は朝早くに 「いってらっしゃい」
と見送りに来たアルを残して
一日 名古屋に出かけていたので
畑ブログは お休みです
名古屋では、こんなネズミや
こんなネズミに会いました
顔は12㎝の折り紙、体は16㎝の折り紙で作れるらしいです
藤原時代の 富裕な個人用の仏像を見て
俵屋宗達の掛け軸を見て
こんなごはんを食べて
今日は岩佐又兵衛 についての勉強会です
浮世絵の始まりを 岩佐又兵衛とする説もありますが
織田信長に一族郎党 皆殺しにされた又兵衛の時代は
まだ武家中心の社会です
浮世という概念は 町人が台頭してきてから
特に1657年の明暦の大火で 江戸が再出発することになってから
広まったと考えられるので
浮世絵や絵本の始まりは 明暦のあと
寛文、延宝、天和のころに活躍した菱川師宣から
というのが妥当なんですね
で、帰り際
西川祐信の絵が入った本が この箱いっぱいにあることがわかったので
次回は 浮世絵中期の祐信に飛んで
この本を全部見てみようということになりました。
で、いよいよ帰ろうとしたのですが
棚に 知らない画家の絵本がたくさん箱詰めされているのが気になって
とりあえず、1930年代のフランスの画家
エディー・ルグランの本を10冊くらい見せてもらいました
このマカオとコスマージュは、34.5㎝角の大型絵本で
56ページ全部が ポショワール彩色という とてもきれいな絵本です
たむらしげるさんが 初めて購入した洋古書絵本
とツイッターに書いているそうです
そういえば、色使いや 線のかんじ デザイン感覚が
たむらしげるさんに似ています。
あっ、たむらしげるさんのほうがあとなので
たむらさんが エディー・ルグランの影響を受けているんですね
そうすると
日本の浮世絵や大津絵が影響を与え
その画風が また日本に影響を与えた ということでしょうか
まあ、私たちは 世界中と
お互いに干渉しあって生きているってことなので
話を飛躍させると
世界がこれ以上悪い方向に行かないよう
いま、それぞれの場所で できることをひとつひとつ
していきたいってことですね。