兄について いろいろ思い出します・・
いっぱい 迷惑をかけてました
「線香花火事件」というのがあります
いつだったか、庭で花火をしているとき
線香花火に火をつけて、兄の隣に座ろうとしたのです
でも、座る前に いきなり線香花火の玉が ポトンと落ちてしまい
兄の頭を 直撃しました
それからしばらく 兄の頭には丸いハゲがあり、
それを見るたび、ちょっぴり罪悪感に襲われました
それから 「押入れ事件」です
5歳ごろでしょうか
大田区のアパートは狭くて
そのころ、兄は押し入れで寝ていました
あるとき ぼくは夜中にトイレに行きたくなり
(トイレは共同なので部屋の外です)
むくっと起きて
歩いて
戸を開けて
ちゃんと、一人でおしっこをしたのです
そのまま また寝てしまったので
そこが トイレではなく押し入れで
寝ている兄を直撃していたことは
次の日の朝まで知りませんでした・・
その日から 兄の寝場所は
押し入れの上の段になりました