落語の始まりは いつからなのでしょう?
戦国時代には、たくさんのお伽衆がいました
「まんじゅうこわい」の原型など
いろいろオチやサゲのある 話が生まれ
織田信長などに仕えた 野間藤六や、
豊臣秀吉に仕えた 曾呂利新左衛門などが有名です
このお伽衆の笑話、小咄などを集めたものとして、
『戯言養気集』や『きのふはけふのものがたり』
平林の原型などが収録されている『醒睡笑』などが、
江戸時代の初期に刊行されています
先の2冊が作者不明なのに対し、3番目の『醒睡笑』は、
浄土宗の僧侶 安楽庵策伝が
1623年に編集したことがはっきりしています。
なので、一応 この安楽庵策伝が「落語の祖」とされているんですね
その後 1600年代の後半には 小咄をしてお金をとる、
今の落語家のはじまりともいえる人たちが出てきました
難波の 米沢彦八(大阪落語の祖)
そして
『鹿野武左衛門口伝はなし』1683は
菱川師宣が挿絵を描いていて
ちょっと いまの絵本にも
通じるものがあります
このあと、武左衛門は1686年に『鹿の巻筆』を出すのですが
その中の話にヒントを得た 悪い者たちがいたんです
江戸でソロリコロリという疫病(コレラ)が流行したとき(1693)
馬がお告げをしたということにして
梅干しと南天が効くというデマを流し 大もうけをしたのです。
でも
最後は捕まって斬首、流罪となりました
版木もすべて没収、焼却されてしまいました
そして この事件の後 江戸落語は
表舞台から姿を消してしまいます・・
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と、ここまでカフェと ほとんど関係のない話でした
いよいよ、明日から2020年の営業が始まり
ブログも通常モードに戻る予定です
たぶん。