前川恒雄さん

吉祥寺に「夏葉社」という出版社があります。

 

「たいせつな人が 何度でも読み返したくなる本」

を作ることをポリシーにしていて

マーケティングをして、不特定多数の一万人、十万人に売ろうとする

既存の本づくりとは 一線を画しています

 

1976年生まれの島田潤一郎という方が

派遣社員やアルバイトをしながら、欧州やアフリカを放浪した後、

33歳のとき ひとりで立ち上げた出版社ですが、

 

その島田さんが、10年の歩みを振り返った本

『古くてあたらしい仕事』が

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昨年11月に 新潮社から出版されました

その中には、しっかり夏葉社の出版物の紹介も載っています

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この右側に『移動図書館ひまわり号』があります

これは1988年に筑摩書房から出版されたものを

新たなあとがきと、当時の写真を加えて復刊したものです

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移動図書館ひまわり号』前川恒雄 夏葉社 2016

 

御存じない方もいらっしゃるかと思いますが

この「移動図書館ひまわり号」というのは、

いまから55年前、1965年に立川の南にある日野市が始めたもので、

日本の図書館が「市民の図書館」を目指した草分け(のひとつ)

とされる、伝説的な存在なのです。

 

その背景には、日本図書館協会の事務局長だった有山崧(たかし)という人が

1965年に日野市長になり、部下だった前川恒雄さんを連れてきて

図書館長に据えたことが大きいんですね

 

前川恒雄さんは1974年に日野市の助役になりますが

1980年には滋賀県立図書館長となって

その後大学教授をつとめ、2001年に退職されてからも

色々な所で図書館の発信をされていました

 

その前川恒雄さんが 一昨日お亡くなりました

と、島田潤一郎さんがツイッターに書かれていました

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前川さんのご冥福をお祈りします

 

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今日は デジカメの現物をケーズデンキに見に行ってきました

やっぱり、実際に見てみると 操作性とかも分かるし

手振れや 近距離の撮影なども確かめられるので

カタログで見ているのとは大違いです

 

ただ、それぞれに一長一短があって

なかなかひとつに決められません。

2-3万する値段より、これから何年もつきあっていくことになるので

やっぱり、納得して買いたいですよね

 

だったら、今の機種の中古を買う手もある と帰り際に思いついて

ネットを探したら なんと

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2-3万どころか、4万円もしていました。

他のサイトでは、59,800円なんていうのもあります

むかし 買ったときより高いです

 

こんなに人気があるのに

なんで、ソニーは生産終了にしちゃったんでしょう・・