パナマホテル その二

ジャン・ジョンソン氏によって守られたパナマホテルは

娘が大学生だった時に セミナーで訪れたそうで、

そのときオーナーのジャン・ジョンソン氏にも話を聞いたんですって

 

そのセミナーで テキストとして使われたのは

ジェイミー・フォードという人が書いて

全米で110万部を超えるベストセラーになったこの小説です。

日本語版は 集英社から

2011年に出版されています

 

ホテルのオーナー ジャン・ジョンソン氏の日本愛は とてもすごく

入り口には日の丸が飾ってあるし

店内には 氏が収集した日本人形もいっぱい飾られていました

だいいち「日本町」という名称をなくさないぞ

という気概が 外の看板からも伝わってきます

敷地の横には こんなサインがあって この赤い線より上は

japantown 日本町だぞという主張もしていました。

でも、ホテルの上のほうは

実際には雑木林やレンタルの家庭菜園などが広がっているので

なんか 子どもの縄張り争いみたい・・

 

シアトル市は どちらに加担することもなく

1980年代のベトナム人が作った「リトルサイゴン」という地域を含めて

この一帯をインターナショナルディストリクトと呼んでいます

一方で、パナマホテルを「歴史遺産」と認定して

その目録作りなど、いろいろな形で援助してくれているんですね

横の壁には シアトル総領事と日本政府の表彰状も2枚飾ってありましたが

なんか とても薄っぺらい気がしました

 

店内には チャイナタウンと対抗するかのように

たくさんのお茶の瓶が並べられています

反対側の壁には 当時の写真がたくさんあって

床の一部には穴が開けられ

地下に保存された物の一部が覗けるようになっていました

階段を少し降りた隣の部屋も まわりは写真などでいっぱいです

これはパナマホテルのカードと絵葉書でしょうか

レストルームには こんな絵が3枚飾ってありました

デトックスにいいお茶と カカオ風味のお茶のラテを飲んで

引き上げましたが

ここはやっぱり日本のお茶を頼むべきだったのかなあ・・