未来の農業

2月3日からテレビで流れている クボタのCMが気になります。

たぶん これ、GPSを利用した自動走行システムによる

無人運転のトラクターなんじゃないかなあ。

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CMは、

幼い時に「大きくなったら一緒に農業するね」と約束した娘が

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都会でやりたいことを見つけてしまい、

父がいよいよ畑をやめると連絡してきた時に

約束を果たそうと決断して 戻ってくるという筋書きなのですが

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そこで描かれているのは ドローンや無人走行を駆使した

未来の農業なんですね。

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先日読んだ『その農地、私が買います』も ミシマ社2021.10 高橋久美子

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同じような?話で、

こちらは 愛媛の山沿いにある実家の畑が

太陽光発電のパネルになってしまう話を聞いたところからの奮戦記。

ただ、山沿いで畑それぞれの規模が小さく

機械を使った大規模な農業にはむかないことや、

東京にいながら農業経営をするという点が かなり違います。

とくに、この話を進めた後、コロナがずっと続いていて

時々飛行機に乗って見に行くということもできないらしく

持続性という点では 無理がある気がしました。

 

クボタのホームページによると

いま、日本の就農者の平均年齢は67歳で、

2000年に230万戸だった販売農家が

2015年には120万戸、今後10年でさらに半減し

今後、経験の浅い担い手と営農集団への支援は急務になる

ということです。

クボタがめざす未来の農業では

点在する圃場を 自動運転で行き来する技術や

腰痛対策?の各種アシスト器具、除草ロボットだけでなく

専門知識がなくても その時々に必要な作業を指示する、

センサーや過去データなどを使ったシステムなどが

もうすぐ、身近なものになるみたいです。

 

なんとなく 未来の首を絞めていくような気もしますが

世の中に専門家は要らない時代なんですね

 

 

東京にいながら高齢化が進む日本。就農者の平均年齢は、およそ67歳に到達します。2000年に230万戸だった販売農家*は、2015年には130万戸まで激減し、今後10年でさらに半減する見通しです。それに伴って、離農農家から委託される農地や休耕地解消の問題のため、経験の浅い担い手や営農集団が占める農地の割合は、大きく増加しています。大規模で点在した圃場**の適切な管理、収量・品質の向上、コストと労働負荷の低減、生産品の高付加価値化など、多様な課題を抱える農家の支援は、急務です。