ベインブリッジ島のもちつき大会

シアトルの西側は海です

海と言っても、広大なオリンピック半島バンクーバー島によって

太平洋の荒波から遮られているため、静かな湖のようなかんじです。

 

対岸にあるのは ベインブリッジ島

そこで「もちつき」のイベントがあるというので

カーフェリーに乗って出かけました。

ベインブリッジ島に着いてから

向かった先は 島の中学校です

毎年2000人くらい集まるらしく、

着いたときはまだ駐車場が空いていたのに

帰りには道路まであふれていました。

 

配られたおもちを

ちぎって丸めて 中にあんこを入れて 自分で食べられるコーナーもあれば、 

スタッフが いろいろなお餅を作っているコーナーもありました

そのおもちは 外の雨の中で子どもたちがついたものです

イベント会場の入り口には パネルが展示してありました

第二次世界大戦の際、強制隔離された日系人の歴史パネルです

先の大戦では、日系人11万人くらいが強制隔離され

シアトル周辺からも1万人くらいが 遠く離れた過疎地の収容所に送られました

ここベインブリッジ島に住んでいた日系人たちも

全員強制移動、収容生活を送られたそうです

置かれていたパンフレットには、

Let It Not Happen Again

と書いてありました。

Nidoto Nai Yoni

という副題があります。

 

「餅つき大会」と聞いて、児童館がやるみたいなもの?

と、軽く考えていたのを反省しました。

 

記憶を風化させないことや 日本を主張しながらも

親睦を深めていくということは、

アイデンティティーとしても とても大事なんですね

 

体育館では、太鼓の演奏?がありました

いろいろなパターンのあとで ソーラン節になり

最後は獅子舞でした

確かに 日本です

 

日本を象徴する「おりがみ」のコーナーでは

孫娘がどんなものも

ボールに変える特技を発揮していました