今日の畑ブログはお休みです

山本一力の『落語小説集 芝浜』小学館2016 の冒頭は

嘉永四年(1851)年の十二月は小の月で、二十九日が大晦日である。」

で始まっていました。

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鮮魚の担ぎ売り 勝治郎が しこたまお酒を飲んだ次の日

年の終わりに向かって借金を返すべく 

芝浜の市場に 久々の仕事に出かけたら なんと!

というところから話が進んでいくのですけど

その中身は わきに置いておいて、

嘉永四年(1851)年には

日付的には  今日が大晦日だったんですね。

「日付的に」 というのは そのころの新年は

実際には1月の末ごろなので、

江戸時代の人からすると 今はまだ11月の終わりか

12月に入ったばかりなのです。

 

「小の月」というのは、明治5年まで日本の暦が

太陰暦だったせいで、月の満ち欠けに合わせて

一ヶ月は29日(小の月)か30日(大の月)になり、

何年かに一度 一年が13カ月になっていたんです。

明治に入ってから 西洋の太陽暦を採用することにし

明治5年の12月3日を新暦の元旦にしたのですが、

明治6年がちょうど13カ月になる年だったので

一ヶ月分の給料を浮かせたことになります。

12月分も2日だけなので払わない ことにしたので

あわせて二か月分の給料が消えてしまったんですね

国家がしかけた「時そば」みたい・・

 

で、今日の畑ですが

なんと、カメラを持って行くのを忘れたので

写真がありません。

携帯で撮ろうかとも思ったのですけど

いま、携帯は 昼間電源を切っていても

なんか あっという間に

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電池がなくなってしまうので、

怖くて使えません。

 

まあ、たいした作業もしていないので

今日の 畑ブログはおやすみです