保存していくということ

今日6月23日は 沖縄慰霊の日

 

先の大戦で、日本軍の沖縄での組織的抵抗が

終わった日です

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                       (これは何年か前の写真です)

 

それからもう 74年・・

 

私たちは あったことを知識として 次世代へと

きちんと継承していかないといけない

 

とは思うのですが

 

令和の時代に生まれる子どもたちは

どんなかんじを持つのでしょう?

 

 

生まれた時の 74年前って

どんなかんじなのか

自分の74年前を調べてみました

 

明治12年です・・

 

1月にイプセンの「人形の家」が

コペンハーゲンで初演されていました。

「人形の家」は、朝ドラ「なつぞら」の

鈴木杏樹のイメージが浮かんできてしまいます

 

1月から7月までは

ズールー戦争。

世界史の教科書に出ていた記憶はあるけど

ズールー戦争って、なんだったでしょう?

 

3月27日には 琉球処分官 松田道之

首里城で 廃藩置県を言い渡し

4月4日に 琉球藩が廃止されて

沖縄県が設置されています

 

琉球処分の年だったんですね

 

とにかく 日清、日露戦争より さらに前のことです

はるか昔 というのが実感で

その当時の人々の記憶や経験を共有するのは

なにも資料がなければ ほぼ無理

と思いました

 

これから先 経験された方も どんどん

減っていってしまうので 

とにかく 次の世代のためには

昔の資料や記録を 改変することなく

きちんと保存していくことが まず必要です

 

 

これは 沖縄に限ったことではなく

昔の資料や記録を きちんと保存していくことは

とても大切なことです

 

 

でも、いま日本では

こうしたことを担う公的な部分は

すごく委縮していて

予算が削られ、委託が入り

専門家もどんどん減っています

 

では、民間は?というと

頑張っているところもたくさんあるのですが

どうしても 限界があります

 

 

話は少しずれますが、

いま、高齢の方が亡くなって その所蔵文化財

市場に出回ることが増えているそうです

 

江戸時代の春画などは 

日本人がためらっているうちに

海外の大学などが 買っていってしまうとか・・

 

いろいろなコレクションが 

どんどん再分散されていく時期なんですね

 

山崎朋子さんの旦那で、児童文化研究家の

上笙一郎さんの蔵書は

いま、「古本 海ねこ」で売られています

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これも、散逸と思うと 気が重くなりますが

みんなが少しずつ保存してくれると思えば

いいんです

 

 

で、今日は午後に雨が止んだので

畑に行ったのですが

 

沖縄慰霊の日で「島とうがらし」を思い出しました

 

 

たしか このへんにあったはず・・

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かきわけてみたら

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ちゃんとありました

 

 

フェンネルを刈り込んで

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救出です

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ちっとも大きくなっていないけど

これも フェンネルの中で

ちゃんと保存されていたと思えばいいんですね

 

これから 日の目を見る場所に出るので

ぐんと成長してくれるといいなあ