先日 「モグラはその後どう?」と聞かれました。
「モグラって、縄張りがあるんだって。」
「出会うとけんかするみたいだから
畑の両側からきているのも、同じモグラなんじゃない?」
と、モグラの話題になり
「畑は、結構広いので、家族でいるのかも・・」
と、答えていたのですが
調べてみたら 縄張りは
エサが豊富なら3-400㎡、エサの少ない所では5000㎡くらいだそうで、
基本的に1匹。 4-6月の生殖行動の時だけ 2匹になるみたいです。
いまの畑は、大家さんの所や
小学校に貸し出しているところを含めると ちょうど5000㎡くらいです。
無農薬なのでエサは豊富だけど、耕されない安全な場所は少ないので
「エサの少ない」方に分類されるでしょうか。
1匹だけでも全然おかしくありません
でも、別の個体が周囲にいないと 恋もできません
ただ食べて 寝るだけの生活になってしまいます
まあ縄張りに一匹だけで、独身を貫くのもいいですけど
それだと寿命が尽きた時、畑のモグラはいなくなっているはずです。
かれこれ20年、モグラが居なくなったときはありません
モグラが20年生きるとも思えないので
絶対 代替わりをしているんです
ずっと、耕されない安全な場所・・たぶん
あの梅の木の下に マイホームがあるんじゃないかなあ
あの梅の木の下で、毎年何匹も子どもが生まれているんだ・・
と、勝手に思っていますが
その生まれた子どもには、分家先も必要です
なので、舗装された道の反対側の大家さんの畑も、
近くの畑や、梨畑、クリ畑 小学校も 全部
地下で穴が繋がっているに違いありません
地下50センチくらいのところを モグラ街道が
たぶん砂川じゅう 縦横に走っているんですね。
ですから、自分の畑のモグラだけ退治しても
きっと、モグラ不動産が「あの区画があいたぞー」と声をかけて
もしかすると、昭和記念公園あたりから
入居者が来てしまうかもしれないのです
で、モグラのその後です
塀に近い穴には モロヘイヤの
枯れ枝を埋め込みました
結構 軸が固いので
掘るのに難儀するはずです
問題は 種もいっぱいこぼれたので
今年の夏は この塀沿いが
モロヘイヤの藪になってしまうかもしれません・・
生垣の下の方は
近くに生えていたクサノオウを
除草がてら 埋め込んでおきました
クサノオウには毒性があって、強力な下剤にもなるらしいので
もしかすると モグラも
「なんかおなかが・・」とピーピーになるかもしれません
そういえば、モロヘイヤの種にも毒性があります
なので、今回は 毒を持ってモグラを制す作戦です
そのおかげか、今のところ モグラの姿はありません