畑の土の上に へんな丸いものが落ちていました
拾い上げたら なんか字と模様が書いてあるみたいです
小さくって軽くって おもちゃのお金みたい・・
家に持って帰って 洗ってみました
昔の一銭硬貨です。
あちこち傷がついていて 裏なんか穴が開いています
調べてみたら、
一銭硬貨は明治6年から昭和20年まで、7種類が製造されていて、
これは、その5番目、1938年昭和13年から15年まで作られた
「カラス一銭アルミ硬貨」でした。
昭和14年製造のものは、「四」の字の中が「ル」の形の「ル四」と
角ばっている「角四」とがあって、
ルの形の方がちょっぴり希少価値があるそうです。
どちらにしろ、これは穴が開いているので
文字通り 一銭の価値もありません。
今のお金と並べてみると、一円玉より小さいです。
でも、どうして畑の真ん中に一銭硬貨が落ちていたのでしょう?
その答えは、以前ブログで書きましたが
このへんは 陸軍の宿舎や炊事場だったんですね。
いまでも、その当時の陶器の破片が 耕していると いっぱい出てきます
でも、お金は初めてです。
80年前 なんらかの理由で土の中に埋もれてしまった硬貨が
ここで外に出てみたくなったのには、
なんか 意味があるのかも・・と
つい、昨今の社会事情を考えてしまいました。
ちなみに 昭和15年の物価を調べたら
卵一個 7.1銭
そば・うどんが 一杯15銭
砂糖1キロ 47銭
はがき 2銭
銭湯 8銭
鉛筆一本 10~15銭
でした。
今とは だいぶ感覚が違いますね。