カラス一銭アルミ硬貨

畑の土の上に へんな丸いものが落ちていました

f:id:cafelegume:20210117211429j:plain

拾い上げたら なんか字と模様が書いてあるみたいです

f:id:cafelegume:20210117211832j:plain

小さくって軽くって おもちゃのお金みたい・・

 

家に持って帰って 洗ってみました

f:id:cafelegume:20210117212611j:plain

昔の一銭硬貨です。

あちこち傷がついていて 裏なんか穴が開いています

f:id:cafelegume:20210117212835j:plain

調べてみたら、 

一銭硬貨は明治6年から昭和20年まで、7種類が製造されていて、

これは、その5番目、1938年昭和13年から15年まで作られた

「カラス一銭アルミ硬貨」でした。

昭和14年製造のものは、「四」の字の中が「ル」の形の「ル四」と

角ばっている「角四」とがあって、

ルの形の方がちょっぴり希少価値があるそうです。

どちらにしろ、これは穴が開いているので

文字通り 一銭の価値もありません。

 

今のお金と並べてみると、一円玉より小さいです。

f:id:cafelegume:20210117220415j:plain

 

でも、どうして畑の真ん中に一銭硬貨が落ちていたのでしょう?

 

その答えは、以前ブログで書きましたが

このへんは 陸軍の宿舎や炊事場だったんですね。

いまでも、その当時の陶器の破片が 耕していると いっぱい出てきます

f:id:cafelegume:20210117215752j:plain

でも、お金は初めてです。

80年前 なんらかの理由で土の中に埋もれてしまった硬貨が

ここで外に出てみたくなったのには、

なんか 意味があるのかも・・と

つい、昨今の社会事情を考えてしまいました。

 

ちなみに 昭和15年の物価を調べたら

卵一個 7.1銭

そば・うどんが 一杯15銭

砂糖1キロ 47銭

はがき 2銭

銭湯 8銭

鉛筆一本 10~15銭

でした。

今とは だいぶ感覚が違いますね。